「完全試合」こそ逃したものの、終始首位の座をキープ
第一回EA-1では、最終週に13万円差のマクリという条件を満たした「あさぽん」(木里ゆう)が優勝しました。その奇跡の大マクリの再現なるか!? と注目だった、第二回EA-1グランプリの最終週が、ついに終わりました。
結果としては、奇跡の再現はならず、優勝者は「Yavival G」(Sagi Jungle)に決定しました。今大会では、「Yavival G」がほとんどの期間、首位に君臨し、その実力を見せつけた格好です。第一週から首位に躍り出て、第四週に一歩後退するも、その翌週からは再び首位に立ち、以降は独走を続けました。
第二位は、最終週に順位を一つ上げた「ogityan_T」(モコ)でした。11月初旬には首位まであと一歩の所まで迫り、圧倒的強者を脅かしたのが印象的です。
第三位は、前回優勝者の「あさぽん・改」(木里ゆう)でした。連覇も実現可能な位置に付けながら、マクリへの期待感を持たせてくれました。
優秀なEAが多いというのが、素直な感想です。EA界隈の実力に、心から敬意を表したいです!! 10位までの最終成績は、次の通りです。なお、今大会では24種類のEAが、3か月の大会期間でプラス収支をおさめました。
成績ランキング・2020年8月31日~11月27日集計(11月27日NY市場クローズ時点)
順位 | EA名 | 開発者名 | 成績 |
1 | Yavival G | Sagi Jungle | ¥1,494,265 |
2 | ogityan_T | モコ | ¥1,369,291 |
3 | あさぽん・改 | 木里ゆう | ¥1,364,900 |
4 | ロンギヌスEURCHF EA-1 Edition | わいりぃFX | ¥1,352,850 |
5 | ALL IN! | TACA | ¥1,271,630 |
6 | えんべろスペシャルwithコロナ | まねきねこ | ¥1,224,028 |
7 | Sunrise-Dual Logic- | のむしぃ | ¥1,199,650 |
8 | Auto_Aquaman | プラクリ | ¥1,183,117 |
9 | GREENPOINT | CYBER CROWD | ¥1,155,273 |
10 | Profit Capture Plan-A | Kite | ¥1,140,055 |
上位三者の損益グラフを振り返る!
ここからは、上位三者の損益グラフを見てみましょう。
「Yavival G」(Sagi Jungle)
優勝者の「Yavival G」(Sagi Jungle)は、損益曲線を見れば分かるように、グラフが落ち込む期間がなく、ほとんど右肩上がりに推移しているのが特徴です。一体、どんな相場展開だったら、負けるというのでしょうか!? 「強くて、負けない」というのは、最強の王者にふさわしい性質であり、今後語り継がれそうです。
「ogityan_T」(モコ)
第二位の「ogityan_T」(モコ)は、11月中旬から右肩下がりになってしまったのが、悔いの残るところでしょうか。期間限定の戦いに「たら・れば」は禁物ですが、奇跡の大マクリを見たいという観戦者も多かったはずです。
「あさぽん・改」(木里ゆう)
第三位の「あさぽん・改」(木里ゆう)も、最後の最後までマクリの可能性を秘めていました。9月後半に見せた怒濤の利確を決めることができれば、ぶっちぎりの優勝で連覇を果たしていたかもしれません。
さまざまなタイプのEAがあるものですね! EAの世界は奥深く、魅力的です。そんなEAたちの頂点に立った優勝者へのインタービューをお届けします。
Sagi Jungle(Trader Hanbe)さんインタビュー
第一回が「奇跡の大マクリ」ならば、第二回は「圧倒的独走」ともいえる展開でした! 首位を独走して優勝した「Yavival G」の開発者であるSagi Jungle(Trader Hanbe)さんに、喜びの声を伺ってみましょう。
運営 第二回EA-1の王者となりました。まずは喜びの声を聞かせてください
Hanbe 優勝しか狙っていませんでした。喜びよりも、優勝できてホッとしています。
運営 「向こう30年、ちょっと手を出せないなみたいな、そんな感じで勝ちたいなと思っています」と宣言していましたからね。EA-1の3か月を振り返ると、1週目から首位に立って、独走した展開でした。どんな心境で、大会中を過ごしていたんですか?
Hanbe 自信はあったものの、相手もあることなので、実際に大会が始まって他のEAの性能を確認するまで、半信半疑ではありました。ただ、始まってから他のEAを見回した感じでは、複利でガンガントレードするタイプはなさそうだったので、この時点で「もらったな」と思いました
運営 大会序盤に、自信が確信に変わったのですね。優勝が視野に入ってくる中盤以降は、どんな心境でしたか?
Hanbe 序盤に利益を積み重ねることができたものの、2か月目以降はボラティリティが落ちたため、エントリーが減ってしまいました。その時は、ユーロドルではなくポンドドルにしておけば良かったかな、と思うところがありました。それと、ライバル候補の想定としてスイングタイプは考えてなかったのですが、前回チャンピオンの『あさぽん』の一発は、最後まで不気味でしたね(笑)
運営 圧倒的な勝利に見えましたが、メンタルが揺れる局面もあったんですね。では、優勝の要因は、どこにあったとお考えでしょうか?
Hanbe 勝因は、しっかりと大会ルールを理解し、その決められたルールの中でどうすれば最大のパフォーマンスが出せるかを考えたことに尽きます。この大会は、デモ口座での実施なので『スリッページが発生しない』という特性を味方にすることで、優位性が生まれます。その優位性を数多く積み上げるには、デイトレードやスイングではなく、保有時間の短いスキャルピングがベストな選択です。小さな優位性の積み重ねが、そのまま優勝という結果になったと思います
運営 圧倒的な勝ちっぷりを見せつけた背景には、緻密な戦略があったんですね。それでは最後に、ともに戦ったEA開発者や、大会を見守ってくれたEAファンに、メッセージをお願いします
Hanbe 世の中にはたくさんのEAが溢れています。EAを選ぶ際の基準の一つにバックテストがありますが、過剰最適化を行えば綺麗な右肩上がりの損益グラフを作ることは難しくありません。また、もう一つの現実として、『Yavival G』は優勝しましたが、スリッページのあるリアル口座では、同様の結果は当然出ません。つまり、デモ環境のフォワードテストでも、綺麗な損益グラフを作ることができるわけです。
バックテストだけではなく、デモフォワードでも綺麗な損益グラフを作れることは、あまり知られていないと思いますが、現実として認識してもらうと良いと思います。『Yavival G』の優勝が、EA開発者およびEAユーザーのリテラシー向上、そして投資環境改善の一助になれば本望です。
最後に、このような場を与えていただいたFOREX EXCHANGEさんに感謝申し上げます。今後も他のブローカーが真似できないような企画を楽しみにしています!
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優勝を狙うと宣言し、確かにそれをもぎ取ったSagi Jungle(Trader Hanbe)さんは、EA界の明るい未来を考える人物でした。改めて、Sagi Jungle(Trader Hanbe)さん、優勝おめでとうございます!
また、参加していただいた他のEA開発者の皆さま、ウォッチしていただいたファンの皆さまにも、心より御礼申し上げます。それでは、皆さんまた第三回で、お目にかかりましょう!
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